MySQL のバージョンを確認する方法

ここでは、MySQL サーバのバージョンを確認する方法をご説明します。

MySQL サーバのバージョンを確認するには、何通りか方法があります。

今回はその中でも、クライアントプログラムによらず、クエリーでバージョンを確認する方法を中心に何個かご紹介します。

Version() を使って MySQL のバージョンを確認する

まずは、Version() を使って MySQLのバージョンを確認する方法です。

Version() は MySQL サーバのバージョンを文字列で返す、ビルドイン関数です。

クエリーを実行する必要があるので、お使いのクライアントプログラムで MySQL サーバに接続します。

ここでは、MySQL Workbench で、MySQL サーバに接続し、クエリータブで次のクエリーを実行します。

SELECT Version();

実行した結果は以下のようになり、Result Grid にバージョンが表示されます。

続いて、@@Version を使って MySQL のバージョンを確認する方法です。

@@Version を SELECT することで、MySQL サーバシステム変数の Version の情報を表示できます。

Version() の時と同じ手順で、MySQL Workbench のクエリータブで次のクエリーを実行します。

SELECT @@Version;

実行した結果は以下のようになり、Result Grid にバージョンが表示されます。

次は、SHOW VARIABLES ステートメントで MySQL のバージョンを確認する方法です。

SHOW VARIABLES は MySQL サーバのシステム変数一覧を表示するステートメントで、MySQL サーバに接続できさえすれば、特別な権限がなくても実行できます。

続けて LIKE 句を使って Variable_name でフィルターすることができます。

SHOW VARIABLES ステートメントを使って、MySQL サーバのバージョンを表示するクエリーは次の通りです。

SHOW VARIABLES LIKE 'version';

実行した結果は以下のようになり、Result Grid にサーバシステム変数の Version の値が表示されます。

MySQL Workbench の Server Status 画面でも、MySQL のバージョンを確認することができます

MySQL Workbench を起動し、MySQL サーバに接続します。

左側の Navigator（ナビゲーター）パネルの MANAGEMENT（マネージメント）の Server Status（サーバステータス）をクリックします。

以下のような画面が表示され、MySQL サーバのバージョンを確認できます。

以上、MySQL サーバのバージョンを確認する方法をご紹介しました。